台湾茶の種類は、「茶の分類」「品種」「標高」「焙煎」という4つの軸で見ると、ぐっと見分けやすくなります。名前が似ていて迷いやすい台湾茶も、この4つを押さえれば、自分の好みに近い一杯を選べるようになります。
お店や通販で台湾茶を探すと、「四季春」「金萱」「阿里山」「凍頂」など、たくさんの名前が並んでいます。産地名なのか、品種名なのか、製法なのかがわからず、結局いつも同じお茶を選んでしまうという方も多いのではないでしょうか。
台湾茶の種類がわかりにくいのはなぜですか?
台湾茶の名前には、山や地域の名前、茶樹の品種名、製法やスタイルの名前が混在しています。たとえば「阿里山金萱烏龍茶」は、産地(阿里山)+品種(金萱)+分類(烏龍茶)の組み合わせです。どの言葉がどの軸を表すのかを知るだけで、ラベルの読み方が変わります。
軸1:茶の分類で見る台湾茶の種類
- 烏龍茶(半発酵茶):台湾茶の代表。軽やかな包種茶、焙煎の香る凍頂烏龍茶、高地で育つ高山茶、発酵度の高い東方美人茶や紅烏龍など、幅広いスタイルがあります。
- 紅茶:日月潭周辺の紅茶などが知られています。
- 緑茶:生産量は多くありませんが、碧螺春などの緑茶もつくられています。
なかでも台湾らしさを感じやすいのは、丸く揉み込まれた烏龍茶です。茶葉がゆっくり開くため、何煎も味の変化を楽しめます。

軸2:品種で見る台湾茶の種類
四季春(しきしゅん)
炭火焙煎 四季春茶は、蘭や百合を思わせるフローラルで華やかな香りと、みずみずしい味わいが特徴です。
金萱(きんせん)
炭火焙煎 金萱茶は、バニラやミルクを思わせる天然の乳香と、優しい金木犀の香りが重なります。
青心烏龍(ちんしんうーろん)
台湾の高山茶を代表する品種で、阿里山青心烏龍茶は高貴で華やかな香りと滑らかな喉越しが魅力です。
軸3:標高で見る台湾茶の種類
炭紀の公式サイトによると、高山茶とは標高1000メートル以上の高地で栽培される上質な烏龍茶の総称です。日夜の寒暖差が大きく日照時間が少ない環境で、苦み成分が減り、甘味成分が増えるとされています。
- 名間(標高400m):四季シリーズの茶葉が育つ、台湾のお茶の名所。
- 阿里山(標高1300〜1700m):阿里山金萱烏龍茶、阿里山青心烏龍茶。
- 大禹嶺(標高約2400〜2500m):大禹岭高冷茶。冬から春の短い期間だけ収穫される希少な茶葉です。

軸4:焙煎で見る台湾茶の種類
同じ品種でも、焙煎の時間や火の入れ方で味わいは大きく変わります。炭紀はすべての茶葉を龍眼の木炭で手焙煎しており、焙煎時間は茶葉ごとに異なります。
炭紀の台湾茶を4つの軸で比較
| お茶 | 品種 | 産地・標高 | 焙煎時間 | 香りの特徴 |
|---|
| 炭火焙煎 四季春茶 | 四季春 | 名間 400m | 約2〜3時間 | 蘭や百合のような花香 |
| 炭火焙煎 金萱茶 | 金萱 | 名間 400m | 約3時間 | 乳香と金木犀 |
| 炭火焙煎 烏龍茶 | 四季春 | 名間 400m | 約7時間 | 豊かなコクとこうばしい余韻 |
| 阿里山金萱烏龍茶 | 金萱 | 阿里山 1300〜1500m | 約6時間 | 一層まろやかな乳香 |
| 阿里山青心烏龍茶 | 青心烏龍 | 阿里山 1500〜1700m | 約6時間 | 高貴で華やかな香り |
| 大禹岭高冷茶 | 青心烏龍 | 大禹嶺 2400〜2500m | 約4時間 | 清涼感とフローラルな香り |
同じ四季春でも、焙煎時間の違いで「四季春茶」と「烏龍茶」ではまったく印象が異なるのがわかります。
好みから選ぶ台湾茶の種類
- 華やかな香りが好き:四季春茶
- やさしい甘さが好き:金萱茶、阿里山金萱烏龍茶
- こうばしいお茶が好き:炭火焙煎 烏龍茶
- 紅茶のようなコクが好き:炭火焙煎 紅烏龍茶
- 特別な日の一杯に:阿里山青心烏龍茶、大禹岭高冷茶
淹れ方の目安
四季シリーズの茶葉缶は、100℃のお湯で茶葉1gに対して15〜17ml、1煎目60秒が目安です。高山茶シリーズは100℃で茶葉1gに対して18〜20ml、1煎目90秒と案内されています。

まずは飲み比べで「自分の軸」を見つける
台湾茶の種類は、4つの軸を意識して飲み比べることで自然と覚えられます。四季シリーズ 4種セットで品種と焙煎の違いを、高山茶で標高の違いを体験してみてください。すべての商品は炭紀公式オンラインショップでご覧いただけます。